後期分航空機・宿を手配する。確率的に見ると巻き返しは不可能。最終的に、経験を買うのに10万円は安いか高いかで悩む。早朝「逃げんな」というメールで目を覚ます。七割がた受験を諦めていた状態だったので、半日鬱々と考え続ける。冷静に判断したつもりだったのだが。多分、今の私の頭は他から見ると全然冷静になれていないのだろう。父にお金を返したとしても、同じことを言われる気がする。これまでも受験関連で忠告を突っぱねて我を通したときは、ことごとく失敗し、後悔だけが残った。
・現役時:インターハイ出場が決まっていたのに、「長大医学部を受けるから部活を夏まで続ける時間は惜しい」という理由で辞退。周囲は猛反対。結局後悔する。
・一浪時:佐賀医科でB判定が出ていたのに、周囲の忠告を無視して土壇場で第1志望の長崎大D判定に出願変更。結局落ちた。
・二年目:宮崎医科でB判定が出ていたのに、「遠い/二次問題が汚い/全体的にバクチっぽい」という理由で周囲の忠告を無視。近いが二次問題相性が非常に悪い佐賀医科C判定を受験。結局落ちた。

 …恐らく、目先の苦しさにとらわれて長期的視点が持てなくなっていたせいだろう。切羽詰ってくると短期的視点のみで判断し、結局後悔だけが残る。受験票はある。受ける以外に、何の選択肢があるというのだろう。そう思うのだけれど、どこかで確率論を唱え始める自分もいる。「勝てないとほぼわかっている試合をしに行って、どうするというのだろう」と。過去の失敗決断のときと、何となく同じ心理状態だ。後で振りかえると、こういうときの私の主張は子供の駄々こねと同レベルであることが多い。ということは…。やっぱり受けるのが最善策。

 ただ助言があったとはいえ、最終的に受験を決めたのは、自分自身。私は私のために受験しに行く。上手く行けば巻き返せるかも知れない、ダメでも来年に生かせる経験になることは確実。お金は…。長い目で見ると、きっと無駄にはならないだろう。

>「頑張れ!」という言葉が心に重くのしかかる。やはり鬱が入ってしまっているようだ。ネットで見る前期落ちの方々は、思ったよりドライ。多分それなりに気落ちしているはずなのだが、文章にさほど表れていない。このドライさは、何処から。敗因をいち早く分析して、気持ちを切り替え、今後に備えるためには必要な感情だ。どうすれば身につくのだろうか。私もドライになりたい。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

日記内を検索